個人タクシーの開業条件とは?年齢・免許・試験・資金や開業の流れ、後悔しないコツなど

最終更新日:2024年09月20日

個人タクシーでの開業は、法人タクシーやトラック、バス業界の経験者をはじめ、運転が好きでかつ自由な働き方を求めている方の独立の選択肢として人気があります。ですが、個人タクシーで開業するには年齢や経験、免許などさまざまな条件を満たす必要があるので混乱される方が多いのも事実です。

そこで今回は、年齢や免許、試験、資金など個人タクシーの開業に必要な条件をまとめてご紹介します。そもそも個人タクシーとは何かなどの基礎的な情報はもちろん、開業の流れや後悔しないためにできることも解説しますので、ぜひご活用ください。

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目次

そもそも個人タクシーとは?法人との違いは?

個人タクシーを開業する方法は2つ

個人タクシーを開業するための条件

個人タクシーの開業には指定の試験合格が必須

個人タクシーの開業に必要な資金

個人タクシーは儲かる?開業後の年収はどのくらい?

個人タクシー開業の流れ

個人タクシー開業のメリットとデメリット

個人タクシーの開業を後悔しないためにできること

個人タクシー開業のまとめ

そもそも個人タクシーとは?法人との違いは?

まずはじめに、そもそも個人タクシーとは何なのかおさらいしましょう。

タクシー業界は主に個人タクシーと法人タクシーの2種類の形態に分かれており、どちらも「利用者を乗せて安全に目的地まで運ぶ」という共通点があります。

個人タクシーとは、個人事業主としてタクシー事業を運営する形態のことです。正式には、「一般乗用旅客自動車運送」や「1人1車制個人タクシー事業」と呼ばれており、タクシーの所有者と運転手が同一人物であることが特徴として挙げられます。そのため業務の自由度が高く、自身のライフスタイルに合わせて仕事を調整することが可能です。

また、全ての収益が自分自身のものになるので、成功すれば大きな収益を得ることができます。ただし、リスクも個人が全て背負うことになるので負担は大きく、ビジネススキルや経営知識も必要です。

一方、法人タクシーは株式会社や有限会社などの法人組織として運営される形態を指します。タクシーの所有者(会社)と運転手が異なり、運転手は会社から給与を得る形となるのが特徴です。

所属する会社のノウハウやリソースを活用して仕事ができることや固定給制度があり収入を安定させやすいなどのメリットもありますが、拘束時間の長さをはじめとする時間的な自由度の低さや売り上げの一部を会社に収める必要がある(歩合給)といったデメリットも挙げられます。

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個人タクシーを開業する方法は2つ

個人タクシーを開業する方法は2つ

個人タクシーを開業するには、大きく分けて2つの方法があります。
一つ目は「新規許可」を取得してタクシー事業主としてビジネスを始める方法、二つ目は既存のタクシー事業者から「譲渡譲受」を行う方法です。それぞれに特徴とメリット・デメリットがありますので具体的に見ていきましょう。

新規許可

新規許可とは、個人タクシー事業主として開業するために新たに許可を得る方法です。申請窓口は開業する地域を管轄する運輸局、受付期間は基本的に毎年9月で設定されており、翌年2月末までに3年間を期限とした許可書が交付されます。

自分自身でビジネスをゼロから立ち上げることができる方法なので、自分の理想や方針に沿った個人タクシー事業を始めることが可能です。一方で、新規許可を取得するまでに時間がかかることや地域によっては受付台数が少ない(ない)場合もあることが懸念点として挙げられます。

新規許可を取得するための手順は「申請→試験→審査→許可書の交付」が主流ですが、運輸局によって必要な条件や手続きが異なる場合もあります。そのため、まずは開業したい地域の運輸局のホームページや資料を確認して、新規許可の取得方法を十分に理解することが必要です。

事前準備をしっかりと行い、必要な情報を全て把握した上で申請することが大事だと言えます。

譲渡譲受

譲渡譲受とは、既存の個人タクシー事業者から運営権を譲り受ける方法です。

新規許可と同じく運輸局への申請が必要ですが、譲渡人(既存の個人タクシー事業者)と譲受人(個人タクシー開業希望者)で「譲渡譲受契約」を結び、運輸局に「譲渡譲受認可申請」を行う点が異なります。

譲渡譲受のメリットは、すでに運営体制や顧客基盤が整っている状態ですぐに事業を始めることができる、経営を安定させやすいことです。一方、前の経営者の評判や運営方針に縛られる可能性があることや事業購入の費用がかかること、譲渡可能な業者を見つけるのが難しい場合があることなどが挙げられます。

譲渡譲受の手順は、まずは譲渡を希望するタクシー事業者を見つけることから始まります。事業を辞めようとしている事業の拡大・縮小を考えている既存のタクシー事業者であることがほとんどです。譲渡人を見つけられれば価格交渉や契約の詳細を決めて契約を結び、運輸局の申請へと進めることができます。

譲渡譲受をスムーズに進めるためには契約内容をしっかりと理解し、譲渡元の事業者との良好なコミュニケーションを保つこと、そして法的な手続きを正確に行うことが大事です。

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個人タクシーを開業するための条件

個人タクシーを開業するためには、一定の条件を満たす必要があります。
免許の取得、年齢、資金、そしてその他の要件に分けて具体的に解説します。

免許の条件

個人タクシーを開業するためには、運転免許が必要です。

運転免許と言っても公道を自動車や原付で走ることができる一般的な運転免許「第一種運転免許」ではなく、「第二種運転免許(普通免許又は大型免許に限る)」を持っていることが条件となります。第二種運転免許を取得することで、人を乗せて運んで代金をもらうタクシー事業を始めることが可能です。

第二種運転免許は自動車の教習所学校に通って取得することが一般的な方法で、適正・学科・実技の試験に合格する必要があります。普通自動車免許を取得後、通算3年以上の運転経験がないと取得できないので注意しましょう。

また、個人タクシーの運転免許に関しては- 許可申請以前5年間及び申請日以降に道路交通法違反による運転免許の取り消し- 許可申請日以前3年間及び申請日以降に道路交通法違反による罰金などの処分を受けている場合は申請できないという条件が定められています。

年齢別の条件

個人タクシーを開業するためには、年齢による条件も満たす必要があります。
年齢別で条件となる経歴が定められているので、どの区分に当てはまるのかしっかり確認しておきましょう。

【個人タクシー開業のための年齢別条件】

年齢 条件
35歳未満 1.申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシー又はハイヤー事業者に運転者として雇用されていること
2.申請日以前10年間無事故無違反であること
35歳以上
40歳未満
1.申請日以前、申請する営業区域において自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上であること
※トラックやスクールバスなど一般旅客自動車運送事業用自動車以外の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算
2.(1)の運転経歴のうちタクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が5年以上であること
3.申請する営業区域においてタクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が申請日以前継続して3年以上であること
4.申請日以前10年間無事故無違反である者については、40歳以上65歳未満の要件によることができる
40歳以上
65歳未満
1.申請日以前25年間のうち、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上であること
※一般旅客自動車運送事業用自動車以外の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算
2.申請する営業区域において、申請日以前3年以内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者であること

資金の条件

個人タクシーの開業には車両の購入や営業所、車庫、保険料などの資金が必要で、資金面での条件というのも定められています。以下が、国土交通省より通達されている資金の条件です。

  • 【1】所要資金の見積りが適切で、資金計画が合理的かつ確実なものであること(所要資金は表の[1]~[3]合計額とする)
  • 【2】所要資金の100%以上の自己資金が申請日以降常時確保されていること
必要な資金の項目 条件
[1]設備資金(③を除く。) 原則として70万円以上
[2]運転資金 原則として70万円以上
[3]自動車車庫に要する資金 新築・改築、購入または借入など、自動車車庫の確保に必要な資金
[4]保険料 ・自動車損害賠償保障法に定める自賠責保険料(保険期間12ヶ月以上)
・平成17年国土交通省告示第503号で定める基準に適合する任意保険または共済に係る保険料の年額

また必須ではありませんが、個人タクシーの組合に加入する場合には200万円以上の資金が預金口座に入っていることが条件になっています。これらの条件も考慮に入れた上でしっかりとビジネスプランを立て、必要な資金を準備しましょう。

出典:一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーに限る。)の申請に対する処分に関する処理方針 | 国土交通省

その他の条件

個人タクシーを開業するには、免許や年齢、資金だけでなく、他の条件も考慮する必要があります。具体的には、「営業所とガレージの確保」、「健康診断書の提出」です。

個人タクシーを始めるには、窓口となる営業所や車両を保管するガレージが必要になります。個人タクシーの場合は専用の物件や車庫を準備する方法より、自宅を営業所やガレージとして申請するケースが多いようです。営業所やガレージを借りる際には契約期間が3年以上の契約書の提出が必要なので気をつけましょう。

また、個人タクシー開業のための申請には健康面で問題がないという証明をしなければいけません。そのため、申請前には健康診断を受けて診断書を発行してもらっておくことが必要です。

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個人タクシーの開業には指定の試験合格が必須

個人タクシーの開業には指定の試験合格が必須

個人タクシーを開業するには、指定の試験に合格することが必須です。
具体的には、地理試験と法令試験の2種類があります。これらの試験は通常、開業する地域を管轄する地方運輸局が定期的(毎年3回程度)に実施しており、受験するためには2~3ヵ月前までに申込みが必要です。

地理試験

地理試験は、個人タクシーを開業する地域の地理知識を問うものです。地名や道路、交差点、主要公共施設、河川、橋、公園、名所などの問題をはじめ、目的地までの最短ルートや運賃、所要時間などについての問題が出題されます。

地理試験の形式は○×方式および語群選択方式が採用されており、全30問中27問正解(正解率90%以上)が合格ライン。地理試験に成功するためには事前に地理について学習し、試験範囲の道路網を実際に走行して覚えることが必要です。

また、許可申請日以前に継続して10年以上タクシー・ハイヤー事業者に運転者として雇用されており、申請日以前5年間無事故無違反である人については地理試験が免除されます。

法令試験

法令試験は、道路交通法をはじめとするタクシー運転手として必要な法律知識を問う試験です。法令に関する基本的な知識や交通ルール、運転マナーなどの問題が出題されます。

試験形式は通常○×方式および語群選択方式で、合格ライン40問中36問以上正解となっていますが、基準が異なる地域もあるので注意が必要です。

法令試験に合格するためには、道路交通法などの法令をしっかりと学んで理解し、実際の運転で法令を遵守する意識を持つことが大事でしょう。

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個人タクシーの開業に必要な資金

個人タクシーの開業には、一定の開始資金が必要です。主な項目は、車両購入費や設備費、運輸局への許可申請費用、タクシー組合への加入費などが挙げられます。

先述したように、個人タクシーを開業するには資金面での条件が定められており、車両をタクシー仕様にするための設備費や開業後の運営に必要な資金だけでも最低140万円は必要です。車両を購入する場合は中古車・新車や車種などによって、数十万~数百万と大きく金額が異なります。

個人タクシーの開業後もガソリン代や車両のメンテナンス費、保険料などが発生すると考えて、400~500万円は必要になるでしょう。

融資や助成金を活用しよう

個人タクシーの開業に必要な資金を調達するためには、銀行や信用金庫からの融資、国や地方自治体からの助成金・補助金の活用がおすすめです。

金融機関からの融資を利用する場合、事業計画書の作成や担保・保証人の準備が必要となりますが、高額な開業資金を調達することができます。金利や返済期間は金融機関や借入れ額によって異なるので、返済計画をしっかりと立てることが重要です。

助成金・補助金は国や地方自治体が特定の業種や事業を支援するために提供する資金で、返済不要な点が大きなメリットです。ただし、対象となる業種や事業、使用用途などには制限があり支払いが発生した後に受給できることが多いです。

自己資金だけでは足りない、不安があるという方は、ぜひ検討してみてください。

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個人タクシーは儲かる?開業後の年収はどのくらい?

個人タクシーが儲かるかどうかは、開業する地域や稼働時間、乗客の数など、さまざまな要素に左右されます。

一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会と厚生労働省が発行した「タクシー業界まるわかり HANDBOOK」によると、タクシードライバーの全国平均年収は約360万円。東京都は約480万円、大阪は約412万円、神奈川県は414万円と地域によって差があることも分かっています。

個人タクシーのみの統計的なデータがなく一概には言えませんが、完全歩合制の個人タクシーであればオーナーの経営方法次第で平均以上の年収を得られる可能性は高いです。

個人タクシー開業後の年収を向上させるための戦略としては、まず運転スキルを高めることが挙げられます。安全で快適な運転を心掛けることでリピーターを増やし、収入を安定させることが必要でしょう。

参照:タクシー業界まるわかり HANDBOOK | 厚生労働省

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個人タクシー開業の流れ

個人タクシー開業の流れ

個人タクシーの開業にはいくつかのステップがあります。

業界未経験者の場合はまず、タクシー運転手に必須の第二種運転免許を取得し、法人タクシー会社で経験を積むことから始める必要があります。なぜなら、個人タクシーを開業するには「10年以上のタクシー乗務経験が必要だから」です。このステップでは乗務経験を積むほかに、運転技術や接客スキル、業界の仕組み、乗客の需要が高まる時間帯やエリアなどを学ぶ目的があります。

実務経験を積んで条件を満たせたら、個人タクシー開業のため地方運輸局への申請を行います。先述の通り、新規許可と譲渡譲受の2種類の方法がありそれぞれ手続きが異なるので抜け漏れがないように準備を進めましょう。

地方運輸局への申請が終わったら、地理・法令試験を受験します。これらの受験に合格した後に先ほどの地方運輸局での審査が始まるので、開業のタイミングを逃さないためにも必ず合格できるよう取り組みましょう。

試験に合格し、許可証を交付してもらえれば運輸開始届を提出してはれて個人タクシーの開業という流れです。開業したら終わりではないので、まずは知人や地域の方々に自身のサービスをアピールし、顧客を増やすことに努めることが大事だと言えます。

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個人タクシー開業のメリットとデメリット

個人タクシーの開業にはさまざまなメリットがあります。一方でデメリットがあることも忘れてはいけないので、それぞれを理解してできる対策を事前に検討しておきましょう。

メリット

個人タクシーを開業する際の主なメリットは、以下の通りです。

  • 自由に働ける
  • 長く続けられる
  • 大きく稼げる可能性が高い

自由度の高さは、個人タクシーを開業する最大のメリットと言えます。自分自身が経営者となり、スケジュールや営業エリアなどを決めることができるからです。自分のペースで働くことができるので、ライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。

長く続けられることも個人タクシーを開業するメリットです。法人タクシーの場合は雇用されて働くことになるので60~65歳で定年退職することになりますが、個人タクシーの場合は75歳まで働くことができます。

また、大きく稼げる可能性が高いのも個人タクシーを開業するメリットの一つ。完全歩合制で売り上げがそのまま自身の収入になるので、売り上げの何割かを会社に収めるケースが多い法人タクシーより稼げるチャンスがあると言えます。

デメリット

個人タクシーを開業する際の主なデメリットは、以下の通りです。

  • 身体的・金銭的な負担が大きめ
  • 競合が多い

個人タクシーは、オーナー自身が運転以外にも営業活動や顧客対応など多くの業務を担当する必要があります。また、営業所や車庫、車両などにかかる費用も全て自身で支払う必要があるので、身体的・金銭的な負担が大きめです。金銭的な負担は融資や助成金・補助金を活用することで軽減することが可能なので、検討するのも有効だと言えます。

また、タクシー業界は競合が多いという一面もあります。競争の激しい業界のため、ほかの個人タクシー業者やライドシェアサービスと顧客を取り合うことも珍しくありません。顧客獲得が難しい場合もあるので、高品質なサービスの提供だけでなく他社との差別化も意識する必要があるでしょう。

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個人タクシーの開業を後悔しないためにできること

個人タクシーの開業を後悔しないためにできること

個人タクシーの開業を成功させるためには、後悔しないように慎重に準備と戦略を立てる必要があります。以下では、開業後の後悔を避けるためにできることについて具体的に説明します。

開業場所は慎重に決める

個人タクシーの開業場所は、ビジネスの成功に大きく影響します。

開業地域の需要や競争のレベル、地域の人口などを考慮して慎重に場所を選ぶことが後悔しないためにも重要です。特に、需要の高い地域や交通の便が良い場所は顧客獲得できるチャンスが多くなります。

事前にしっかり調査を行い、売り上げを確保できる見込みのある地域で開業するようにしましょう。

顧客獲得のための努力を怠らない

顧客獲得ための努力を怠らないことも、個人タクシー事業の成功に不可欠です。

顧客を獲得するためには、効果的なマーケティング戦略を立てることが重要。広告やSNSの活用、顧客への特典提供などを通じて、自社のサービスを積極的にアピールします。

また、顧客満足度を高めるために丁寧な接客や質の高いサービスを提供し、口コミや紹介による顧客獲得にも力を入れましょう。

タクシー配車アプリに登録する

顧客獲得のための方法の一つではありますが、タクシー配車アプリへの登録も検討してみましょう。

タクシー配車アプリは現在多くのユーザーが利用しており、需要の高い地域や時間帯での仕事を増やすことができます。

アプリを利用するメリットや必要な手続きなどはそれぞれ異なるので、事前にしっかり確認して信頼できるサービスを利用するように心がけることが大事です。

協同組合に加盟して開業する

協同組合への加盟は、個人タクシー開業を後悔しないために有効な方法の一つです。

協同組合に加盟することで、組合のサポートを受けられたり組合員同士で情報共有ができたりするので、経営の安定性や競争力の向上につながります。

資金面など加盟に必要な条件が指定されている場合があるので、興味がある方は協同組合のホームページで詳細を確認してみてください。

フランチャイズに加盟して開業する

フランチャイズに加盟して個人タクシー事業を開始することも、開業を後悔しないための選択肢の一つです。

フランチャイズは、既存の成功したビジネスモデルやブランドの知名度を利用して開業・経営ができます。本部サポートも受けられるので、リスクを抑えた個人タクシーの開業を実現することができるでしょう。

個人タクシー開業のまとめ

個人タクシーは、自由度の高さや収益の可能性などのメリットがあり40代やからの独立・開業でも人気のビジネスです。一方で、オーナー自身への負担が大きい、競争が激しいといったリスクも存在します。

また、個人タクシーの開業方法には種類があり、条件も細かく指定されているため、スムーズな開業を実現させて成功を掴むためには事前の確認や準備が重要です。

それに加えて今回ご紹介した下記のポイントを押さえて、成功率を上げていきましょう。

  • 開業場所は慎重に決める
  • 顧客獲得のための努力を怠らない
  • タクシー配車アプリに登録する
  • 協同組合に加盟して開業する
  • フランチャイズに加盟して開業する

特に、フランチャイズに加盟して開業する方法にはノウハウの提供やサポート体制が整っているなどの多くのメリットがあります。個人タクシー開業のリスクを軽減できる方法なので、ぜひ検討してみてください。

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個人タクシーの開業に関する記事

公開日:2023年06月07日

よくある質問

Q 個人タクシーの開業に必要な条件は何ですか? 回答を見る
Q 個人タクシーの開業資金はいくらですか? 回答を見る
Q 個人タクシーで開業する方法が知りたいです。 回答を見る