コーヒースタンドの開業に必要なものとは?資金・資格・許可・設備の準備や流れ、売上目安なども解説
最終更新日:2024年09月20日
小さいお店で始められるコーヒースタンドの開業は、資金面でのリスクが低いことからコーヒーが好きで将来は自分のお店を持ってみたいという夢がある人にとって非常に魅力を感じるビジネスです。ですが、実際にコーヒースタンドを開業するとなると必要なものは何か、何の準備から始められば良いのか分からないという方も多いことでしょう。
そこで今回は、コーヒースタンドの開業に必要なものを資金・資格・許可・設備などに分けてご紹介します。具体的な開業の流れや売上の目安、成功の秘訣なども解説していますので、ぜひ開業準備にご活用ください。
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目次
コーヒースタンドとは?
コーヒースタンドには明確な定義はありませんが、主にコーヒーを提供する小さなお店のことを指します。カフェや喫茶店と同じく、利用者にリラックスできる時間を提供する一方で、特にコーヒーに対するこだわりが強いことが大きな特徴です。
多くのコーヒースタンドは、厳選したコーヒー豆や独自の焙煎法によって一杯ずつ丁寧に淹れたコーヒーを提供します。テイクアウト専門や立ち飲みもできるお店、最小限のイートインスペースに抑えたお店など規模が小さいことがコーヒースタンドの主流で、移動販売型の店舗も多いです。
一般的なカフェや喫茶店より小規模で始められるので、少ない投資で自身のこだわりを表現できることに魅力を感じ、独立・開業に踏み切る方もたくさんいます。
カフェ・喫茶店との違い
コーヒースタンドは一般的なカフェや喫茶店といくつかの点で異なり、主な違いは先ほどもお伝えしたように提供するものや規模にあります。
コーヒースタンドはこだわりや専門性の高い高品質なコーヒーの提供に重点を置いていますが、カフェや喫茶店はコーヒー以外の飲料や食事、デザートなど幅広いメニューを展開していることがほとんどです。
また、コーヒースタンドの場合はテイクアウト中心や座席が少ないなど規模が小さい一方で、カフェや喫茶店はカウンターテーブルやテーブル席などを設置している中~大規模のお店が多いという違いが挙げられます。
「コーヒースタンド」と「カフェ・喫茶店」の違い
項目 | コーヒースタンド | カフェ・喫茶店 |
---|---|---|
提供するもの | こだわりや専門性の高いコーヒーがメイン ※クッキーなどの軽食を提供していることもある |
コーヒーをはじめとする飲み物・軽食・デザートなど |
お店の規模 | 小規模 (例)テイクアウト専門店、立ち飲みもできるお店、カウンター席のみなど座席が少ないお店、移動販売型のお店など |
中~大規模 ※カウンター席+テーブル席を設置していることが多い |
提供する価値 | 高品質なコーヒーを気軽に楽しめる | コーヒーや食事を楽しみながらゆっくり過ごせる時間 |
経営形態 | 個人経営が多め | 個人経営またはフランチャイズ |
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コーヒースタンド開業に必要なもの
では、実際にコーヒースタンドを始めるにはどのようなものが必要になるのでしょうか。
コーヒースタンドの開業で主に必要なものは、店舗の準備と設備の導入、適切な資格の取得、そして許可・届出です。
店舗
コーヒースタンドの開業には、まず店舗が必要です。
店舗専用の物件や移動販売であれば車両を購入または借りる方法が一般的ですが、3~5坪程度のスペースがあれば始められるので、既存店の空きスペースや自宅での開業もできます。物件を準備する場合は好立地であることが重要で、閑静な住宅街よりオフィス街や駅近など人通りの多い場所が理想です。
また、小規模であるがゆえに不便さや窮屈さを感じさせてしまう可能性もあるので、商品を提供するスペースとお客様が快適に過ごせるスペースがバランス良く保たれているなど、店舗の広さや間取りも大事なポイントになります。
設備
コーヒースタンドの開業には、設備の導入も不可欠です。
コーヒースタンドにおいて重要な設備はやはり、高品質なコーヒーを淹れるための焙煎機やコーヒーマシンです。また、豆を保存するための冷蔵設備、製氷機や冷凍庫、シンクなども必要となります。イートインスペースを設けるのであればほかにも、お客様が快適に利用できるようなカウンターや椅子などの準備が必要です。
どのような設備にしてもこだわりが強いほど高額になる傾向にあるので、予算を確認しながら準備を進めていくことが大事だと言えます。また、中古品やリース品などの活用も費用面での負担を減らすために有効な方法です。
資格
コーヒースタンドの開業には、必要な資格があります。
まず挙げられるのは「食品衛生責任者」の資格で、食品を取り扱う全ての店舗に必須です。調理師や栄養士などの資格を持っていればすぐに食品衛生責任者になれますが、持っていない場合には保健所で実施されている講習を受講し資格を取得する必要があります。
小規模な店舗が多いコーヒースタンドの開業では必要になるケースはあまりないですが、将来的にお店を拡張する予定であれば収容人数が30名を超える場合に「防火管理者」の資格が必要となることも覚えておきましょう。
また、コーヒースタンドの開業では必須ではありませんが高品質なコーヒーを提供するために有利で専門性を示すためにも役立つ以下のような資格があります。
- 調理師
- JBAバリスタライセンス
- コーヒースペシャリスト
- コーヒーソムリエ
- コーヒーマイスター
コーヒーや飲食店としての専門性・技術力を高めたい方は検討してみると良いでしょう。
許可・届出
コーヒースタンドを開業するためには、許可・届出も必要です。
具体的には「飲食店営業許可」と「開業届」が必要で、それぞれ手続きを行う窓口が異なります。
飲食店営業許可は開業する地域を管轄する保健所が窓口で、先ほど紹介した食品衛生責任者の選任が届出できる条件。営業許可が下りて許可証が交付されるまで時間がかかる場合もあるので余裕を持って準備し、手続きすることが大事です。
また、開業届の窓口は税務署で開業後1ヵ月以内での提出が必要になります。税制上の優遇措置を受けるための手続きになるので、忘れないように準備を進めておきましょう。
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コーヒースタンドの開業に必要な資金はいくら?
コーヒースタンドを開業するには当然ながらそれなりの資金が必要です。
こちらでは、開業資金(初期費用)、運営資金、そして資金調達方法について解説します。
開業資金(初期費用)
コーヒースタンドを始める際に必要な開業資金(初期費用)は、500万円ほどが相場と言われています。
主な費用は物件取得費や内外装工事費、設備導入費、備品購入費、広告宣伝費、開業前の仕入費などです。店舗の規模や立地、内装、設備、広告戦略などさまざまな条件によって大きく変わり、なかには500万円以下で開業したケースも。一般的な飲食店の開業資金は1,000万円以上かかるとも言われていることからも、資金面でのハードルが低いことが分かります。
店舗や雇用にかける費用を最小限に抑えられることが、低資金につながっている要素だと言えるでしょう。
運営資金
コーヒースタンドの開業前には、運営資金も考慮して資金調達をすることが大事です。
主な費用は、賃料や原材料費、人件費、備品購入費、水道光熱費、広告宣伝費などが含まれます。開業資金と同様に店舗の規模や立地、メニューなどによりますが、1ヵ月あたり100万円程度を想定しておくと良いでしょう。
また、開業直後は売上が安定しない可能性もあるため、数ヵ月分(6ヵ月分くらいが理想)の運営資金を確保しておくと安心です。
自己資金だけでは不安なら融資制度などを活用しよう
コーヒースタンドを開業する際、もし自己資金が不足している場合でも心配はいりません。さまざまな融資制度や助成金・補助金制度があり、開業時に活用することが可能だからです。
一般的には金融機関からの融資、政府や自治体が提供している助成金・補助金を利用するケースが多く、融資の場合は比較的審査ハードルが低いと言われている日本政策金融公庫がおすすめ。どちらにしても事業企画書が必要になるので、前もって準備しておくようにしましょう。
また、近年ではクラウドファンディングという方法で資金を集める事業者も増えています。不特定多数から資金を募る方法で、有益かつ魅力的なビジネスプランを提案できれば、多くの人々から支援を得ることが可能です。
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コーヒースタンドは儲かる?開業後の売上目安
コーヒースタンドを開業したら儲かるのかは、コーヒースタンドを開業したいと考えている方の多くが抱く大きな疑問でしょう。
結論から言うと、コーヒースタンドは儲かる可能性があります。ですが、儲かるコーヒースタンドを開業するためには、適切かつ効果的な運営戦略と顧客への提供価値が必要不可欠です。
コーヒースタンドの売り上げは、コーヒーの単価や営業日数、客数などによって変わります。たとえば、1杯500円のコーヒーが1日に100杯売れたとすると、一日の売り上げは5万円。1ヵ月のうち26日稼働したとすると月の売り上げは約130万円の売り上げとなり、これが安定して続けば年間で約1,560万円の売り上げになります。
もちろんこれはあくまで一例であり、実際は店舗の立地や集客力、リピーターの割合などによっても大きく変動します。
またフードメニューやオリジナル商品の販売など、コーヒー以外の売上源をつくることも一つの方法です。コーヒーと一緒に購入されやすい商品を提供することで、平均売上の引き上げ効果が期待できるでしょう。
何より、儲かるコーヒーショップに育てられるような事前準備が重要です。まずはビジネスプランをしっかりと作り、資金計画を立てること。開業してすぐは売り上げが思うように上がらない場合もあるので、余裕を持った計画を立てるように心がけましょう。
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コーヒースタンドの開業の流れ
コーヒースタンドの開業は簡単に思えるかもしれませんが、成功するためには適切な準備と計画が必要です。
そこでここからは、コーヒースタンドの開業の流れをご紹介します。
1.コンセプトや事業計画書を作成する
コーヒースタンド開業のための最初の一歩として、「コンセプト」および「事業計画書」の作成が挙げられます。
コンセプトは店舗の理念や個性、提供する商品・サービス、ターゲット顧客など、店舗の全体像を示すものです。コンセプトを明確にすることで店舗運営の方向性がはっきりし、後々の開業準備もスムーズに行うことができます。
事業計画書は具体的な事業の概要や市場分析、営業戦略、資金計画などを詳細に書き出したものです。自分自身のビジョンを明確化するだけでなく、銀行や投資家から資金を借りる際にも必要となる重要な資料なので、コーヒースタンドの開業を決意したら早めに作っておきましょう。
2.物件を決める
次に、開業するコーヒースタンドの物件を選びます。物件選びはコーヒースタンドの成功に大きく影響するので、慎重に行うことが大事です。
特に立地条件は集客に直結し、物件の広さや間取りは運営スタイルを左右します。まずコーヒースタンドのコンセプトに合った物件を探し、そのなかから賃料や契約条件が計画に合うものを選ぶことが大切です。
また、資金調達前に物件を選んでおくと開業時に必要な資金がより明確になり、資金提供者からの信頼も得やすくなります。
3.資金を調達する
コーヒースタンドを開く物件を決めたら、次は資金調達です。
自己資金のほかに、金融機関からの融資や政府の補助金・助成金、クラウドファンディングなどがあります。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので十分に理解し、自身の状況に最適な方法を選択することが重要です。
特に金融機関からの融資や政府の補助金・助成金を利用する場合は手続きから受給まで時間がかかることもあるので、早めの行動が求められます。
4.内外装工事
コーヒースタンドの開業資金が調達ができたら、次は内外装工事です。
コーヒースタンドの雰囲気やブランドイメージを表現する大事な工程で、工事には物件の状態や自身の望む店舗のスタイルによって費用が大きく変動しますが、平均的な内外装工事費用は数百万円程度と考えておくと良いでしょう。
専門的な知識や技術が必要な場合はプロの業者に依頼したほうが良いですが、可能な限りDIYすることで費用を抑えることが可能です。
5.設備・備品などを購入する
開業するコーヒースタンドの内外装工事が終わったら、設備や備品を購入しましょう。
コーヒーマシンやグラインダー(電動の豆挽き用器具)、冷蔵庫などの大型設備から、コーヒーカップや皿、スプーンなどの小物まで提供するメニューやサービスに合わせた導入が必要です。これらの設備・備品は新品で揃えるのが理想的ですが、予算に合わせて中古品を利用する、最初は必要最低限のものだけを購入して開業後に少しずつ追加していくなどの方法もあります。
6.資格取得や許可申請・届出を行う
先ほども紹介したように、コーヒースタンドの開業にはいくつかの資格や許可申請・届出が必要となります。
コーヒースタンドをはじめとする飲食店営業を行うためには保健所での「飲食店営業許可」の取得が必須です。飲食店営業許可の申請には食品衛生責任者の資格が必要になるので、申請前に取得しておきます。
また、開業後1ヵ月以内には税務署に「開業届」を提出する必要があります。審査から完了までに時間がかかる場合もあるので、早めに行動に移すようにしましょう。
7.集客を行う
コーヒースタンドの開業準備が一通り終わったら、集客に取り組みましょう。
開業地域でのチラシ配布や新聞広告、SNSやWebサイトを使った告知・宣伝、さらには開業初日に行うオープニングイベントなど、さまざまなマーケティング手法を活用しましょう。
たとえば、SNSを活用すれば広範囲にリーチできるだけでなくリアルタイムでの情報発信も可能。オープニングイベントは地域の人々を店舗に引きつけ、コーヒースタンドの存在をアピールすることができるなどそれぞれにメリットがあるので、複数の手法を組み合わせるなど工夫をして取り組むとおすすめです。
また、リピート客をつくるための施策を考えておくことも大事です。快適な店内環境や丁寧な接客、ポイントカードやメンバーシップなどのリピートを促すサービスを検討しておきます。
このように、一つ一つのステップは手間と時間がかかるかもしれませんが、それぞれがコーヒースタンド開業の成功のために重要な要素なので、計画的に進めていきましょう。
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コーヒースタンド開業の成功の秘訣
コーヒースタンド開業を成功させるためには計画的な準備も大事ですが、ポイントを押さえておくことでより成功率を高めることができます。
なかでも特に重要なのが、
- コーヒー豆へのこだわり
- 注文がしやすい店舗づくり
- リピーター獲得のための取り組み
- 開業経験者の話を参考にする
ということです。以下で具体的に解説します。
コーヒー豆へのこだわり
コーヒー豆へのこだわりは、コーヒースタンドの成功に不可欠な要素です。
コーヒーの味は豆の種類や焙煎方法、保存法に大きく左右されます。たとえば、アラビカ種やロブスタ種などはそれぞれ異なる風味や苦みを持っています。また、焙煎度合いでもコーヒーの苦味や酸味が変わり、味を保つためには豆の保存法も重要なポイントです。
そのため、良質な豆を見つけて適切に扱うことは最高のコーヒー体験を提供し、顧客の心を掴むための鍵となります。
注文がしやすい店舗づくり
コーヒースタンドの開業を成功させるためには、顧客が気軽に注文できる環境をつくることが重要です。
主に考えるべき項目には、店内のデザインやレイアウト、メニュー設定、提供スピードなどが挙げられます。たとえば、清潔感のある空間や分かりやすいメニューボード、素早いオーダー受付と提供などは、顧客の満足度とリピート率を高める効果が期待できるでしょう。
リピーター獲得のための取り組み
リピーターの獲得は、開業したコーヒースタンドの持続的な成功にとって非常に重要です。具体的には、スタンプカードやポイントプログラム、特別なサービスなどが挙げられます。
特別感や価値感を感じ「また来たい」と思えるような店舗づくりを心がけましょう。
また、リピーターが口コミやSNSなどで拡散してくれれば、新規顧客の獲得にもつながります。
開業経験者の話を参考にする
コーヒースタンド経営者や飲食業の開業経験者の話を聞くことも、秘訣の一つ。経験者の体験やアドバイスを自身のビジネスに適応させることで陥りがちな失敗を避け、スムーズに成功への道を進むための手助けになるからです。
たとえば、どのように良質なコーヒー豆を仕入れれば良いのか、どのように店舗のレイアウトを設計すれば効率的か、顧客のリピートを促すための効果的な戦略は何か、といったことを具体的に学べるかもしれません。また、実際に業界で成功を収めた人々からのアドバイスは、新たなアイデアや視点を得られる良い機会になるでしょう。
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コーヒースタンド開業の成功事例
コーヒースタンドを開業する前には、より多くの成功事例を知っておくことも大事です。成功事例からはコーヒースタンドの開業・経営をうまく行うための戦略やアイデア、そして成功への道のりに必要な努力を学ぶことができます。ここでは、2つのコーヒースタンドの成功事例をご紹介します。
地道な努力と工夫で競合が多いエリアの人気カフェに
コーヒースタンド開業の一つ目の成功事例は、競合が多いエリアで地道な努力と工夫を重ねて人気カフェに成長した店舗の事例です。
多くのライバルが存在するなか行っていた集客施策はポスティングで、最初は来客もほとんどなかったとのこと。地道にポスティングを続けていたところ、Webメディアやテレビが取材に来てくれたことをきっかけに来客数が大幅に増えました。ですが、その忙しさも長続きはせず、味だけでなく多くの人に知ってもらうことが大事だと気持ちを改め、ポスティングをはじめとする広告を積極的に打つように。
このようにお店のことや魅力のアピールを地道に続けた結果、メディアで取り上げられる機会も増え、多くの人々に愛されるカフェになりました。
こだわりのコーヒーを提供しているというお店の価値を感じてもらえるようなブランディングも成功の大きなポイントとなったようです。
隠れ家のような居心地の良さと入りやすさでファン獲得に成功
コーヒースタンド開業の二つ目の成功事例は、隠れ家のような居心地の良さと入りやすさでファン獲得に成功した事例です。
この店舗は、ビルのワンフロアにコーヒーの屋台が入ったようなユニークなコーヒースタンドで、その隠れ家のような居心地の良さと親しみやすさで多くのファンを獲得しました。ワンオペレーションでもスムーズな対応ができるように、カウンター内で全て対応できるレイアウトで設計。奥行きのあるカウンターで、利用者とも程よい距離感を保ちながら会話を楽しむことができます。
外から店内の様子が見やすく初めてでも入りやすいと言う点も、たくさんの人気を得られたポイントだったようです。
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コーヒースタンドの開業はフランチャイズという選択肢も!
コーヒースタンドの開業は一から自分で始める方法だけでなく、フランチャイズという選択肢もあります。フランチャイズは、すでに成功しているブランドのノウハウや名前を利用して事業を始めることができるシステムのことです。本部からのサポートを受けることができることから、初めてビジネスを始める人にとって大きなメリットがあります。
一方で、個人でコーヒースタンドを開業するより自由度が低いことや加盟金・ロイヤリティが負担になってしまうことがあるなどのデメリットもあるので、十分な検討が必要です。最後に、現在絶賛募集中のおすすめのフランチャイズ本部をいくつかご紹介します。
郊外型喫茶店 「さかい珈琲」
『さかい珈琲』は、郊外型の喫茶店を展開するフランチャイズ本部です。コーヒー以外のメニューも充実させることで、一日を通してあらゆるシーンで利用できる環境を実現。地域に密着したお店づくりによってリピーターも多く、長期的に安定した売り上げが見込めます。
また、簡素化されたオペレーションによって経験者や有資格者、大勢のスタッフを雇用する必要がないので、飲食店で負担になりがちな人件費を大幅に削減することが可能です。
珈琲所コメダ珈琲店
『珈琲所コメダ珈琲店』は、昭和レトロな雰囲気の店舗とボリューミーなメニューで人気のフランチャイズ本部です。本部の知名度を大いに活用した集客ができるほか、開業準備から運営に至るまでのノウハウを提供してオーナーを全面的にサポートしてくれます。
社員として働きながら独立・開業を目指せる「独立支援制度」がある点も大きな魅力です。
コーヒースタンド開業のまとめ
コーヒースタンドを開業するためには、コンセプトや事業計画書の作成、物件の選定、資金調達、内外装工事、設備・備品の購入、許可申請や届出、そして集客活動などさまざまなステップを経る必要があります。
また、コーヒー豆へのこだわり、使いやすい店舗づくり、リピーター獲得のための取り組みなどを実践すること、開業経験者の話や成功事例を参考にすることも重要です。
全てを一から始めようとすると特に開業が初めての場合は負担も大きく、知識や経験の不足から失敗するリスクも高まるので、フランチャイズという選択肢も検討してみてください。すでに成功しているビジネスモデルを活用することでリスクを抑えつつ、スムーズにコーヒースタンド事業を開始することが可能です。
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公開日:2023年06月13日